バンクシーとは

バンクシーとは天才画家??
はたまた、法を無視する無法者??

あなたはどう考えているでしょうか??

※バンクシー最新作品はこちらに
まとめてみました
【最新】バンクシー最新作品集

彼は世界でも有名な
ストリートアーティストの1人であり
彼の作品は多方面から注目を集めています。

今回は姿を表さず社会にインパクトを
与え続けている、悪名高い芸術家
バンクシーを詳しくご紹介いたします。

実はDismalandを影で
支配していた人もバンクシーだったのだ。

Dismalandとは?
バンクシーがプロデュースしたテーマパーク。
ディズニーランドを正面から皮肉ったテーマパーク
それが「ディズマランド」。

Dismaland

バンクシー監修、〈ディズマランド〉

悪夢のテーマパーク「ディズマランド」

悪夢のテーマパーク「ディズマランド」

バンクシーとは??

彼の作品はコレまで新聞の見出しを
幾度も飾りました。

それでもバンクシーはストリートアーティストであり続け、
またイギリスを拠点とする政治活動家映画監督として活躍しています。

バンクシーの正体

彼の本名はロビンカニンガムだと言われ、
1973年7月28日にイギリス フリストル近郊の
ヤーテで生まれました。

カリンガムはフォトコピーティ氏の父親を持ち、
それが、彼のユニークなストリートアートに
影響を受けたのかもしれません。

もしもこの男がバンクシーならば、
1994年にバンクシーはニューヨークの
ホテルにチェックインする時ロビンという名前を使用した
という事実がこの根拠を支えているのです

その他にもバンクシーは実はイギリスのバンド
Massive Attackのリーダー ロバートデルナジャ
通称3Dではないかという噂もあります。

それと言うのも彼にはジェイミーキューレットという
イギリスのコミック作家兼デザイナーとしての顔もあるからです。

90年代始めバンクシーはブリストルのドリープレッドに所属し
フリーハンドのアーティストでした。

バンクシーはグラッフィティーアーティストであり、
後にMassive Attackを結成する3Dに
大きなインスピレーションを受けたと話しています。

2000年にはステンシルに仕法を切り替え
それ以来ずっとこのスタイルを貫いています。

最も有名なバンクシーの初期の作品は
おそらく1999年に描かれた
Mild Mild Westでしょう。

この作品は反グラフィティー団体
アプロプリエイと・メディアによって
2009年に赤いペイントで塗りるつぶされてしまいました。

しかし、この作品は修復を施され
今、でもクリストルの文化を象徴するアートとして
残されています。

ブリストルで10年過ごしたバンクシーは
2000年頃ロンドンに引っ越しました。

2003年には有名なストリートアーティストとして
ガーディアン紙のサイモン・ハッテンストーンから
インタビューを受けました。

記者によると、
バンクシーは28歳でみずぼらしいジーンズにTシャツ姿に
銀歯に銀のチェーン片耳だけのイヤリング
ハッテンストーンはまるでラッパーかシンガーのように見えたと言います。

当然ながらインタビューでは写真や動画は撮られていません。

この謎に包まれた男は何年もの間
世界中でアート活動を行ってきました。

ところで彼の正体以外にも疑問に思われる事があります。

彼はどうやって生計を立てているのでしょうか?

バンクシーの収入

色とりどりの風刺画をありこちに残す事で有名になったとしても
実際に売却できるわけではありませんよね。

しかし、バンクシーの作品が実際に売却された例があります。

それはKISSING COPPERSです。

これは2004年にブライトンの
プリンス・アルバートというパブの壁に作られた作品で
2011年にオークションで
匿名のアメリカ人バイヤーに売却されました。

その価格は$575,000
(日本円で約6000万円)
です。

ストリート作品としてこの値段は悪く無いと思うでしょうが、
驚きの事実があります。

お金はバンクシーの元へ行かず
文字通り、壁を壊れたパブの
オーナーへ行く事になったのです。

しかし、オーナーの彼は結局この作品を売らず、
むしろ守ろうとしました。

でも、中にはこの絵画を壊そうとする活動も
あった事からオーナーは絵画を
守る為にも壁から取り出してアメリカへ運ぶという方法を
取ろうとしたのです。

今、こんな事を考えていませんか??

どうすれば壁から絵を取り出して
船で運べる??のですね。

それは壁からキャンバスへ
と移す事が出来る特別な化学薬品があるのです。

ちなみに壁はその後まっさらになったわけではありません。
コピーした絵をまたカベに張り
アクリル樹脂で保護されているのです。

たとえ複写だとしても
バンクシーの作品を見にパブに訪れる人は
絶えないんだとか。

バンクシーの作品で他社へ売却されたのは
これ1つではありませんでした。

別の有名な作品の1つに面白い
シュチュエーションで売却されたものがあります。

2012年ロンドンのある店舗の裏にスレブレイバーという
絵が描かれていました。

その1年後の2013年2月にはこの作品は
アメリカに送られ、マイアミオークションに
かけられたのです。

ところでみなさんはこの家に住む
ロンドンの人々がこの落書きが
無くなった事を喜んだと思いますか??

実際はその逆でした。

ロンドン市民達はこの作品は人権保護を訴える
重要な財産であり、イギリスに変換されなければならないと
訴えを起こしたのでした。

そしてようやく海を渡って戻ってきた作品は
オークションで110万ドルの値がつき
売却されました。

KISSING COPPERSよりも
水分高値となりましたが、
バンクシーに1銭も行く事はありませんでした。

この事態に対するコメントを
求められた時、バンクシーは著名なフランス人芸術家
アンリマティスの言葉を引用しました。

【私は自分の作品に高額がつくと
とても恥ずかしくなる。
傑作と言われるようなものを
描かなければ許されない
という自分を見るようだからだ。】

それだけではなく、
【ストリートアートという物は想像された
その場所にある事が
大事なのであり、そうであければメッセージは伝えられない】
話しています。

だからこそ、
バンクシーは元々売却を想定して作った物ではない限り、
作品を買うようには決して言わないのです。

バンクシーが起こす奇行
美術館に作品をゲリラ展示

バンクシーとは

彼が世界で注目されるアーティストに
なったキッカケは2005年に行われたゲリラ展示です。

そんな彼がゲリラ展示した
美術館はいくつもあります。

•MoMA
•メトロポリタン美術館
•アメリカ自然史博物館
•ブルックリン美術館
•大英博物館
•ルーブル美術館

といった世界的に有名な
美術館に自らの作品を無断で設置する
という斬新なアイデアでした。

それぞれの美術館に展示された作品をご紹介いたします。

Momaに置かれた作品
『Discount Soup Can』

メトロポリタン美術館に置かれた作品
『You Have Beautiful Eyes』

アメリカ自然史博物館に置かれた作品
『Withus Oragainstus』

ブルックリン美術館に置かれた作品
「Soldier with Spray Can」

大英博物館に置かれた作品
『Wall art』

作品制作から美術館に作品を飾るまでの映像がこちら

バンクシーのメッセージ

バンクシーのアートを通して、
送られてくるメッセージの中で
最も重要な位置を示すのは
商業主義への批判です。

2018年に起きた彼の
作品の抵抗はその抵抗な例でしょう。

バンクシーが
世界を震撼させた事件

ロンドンのサザビーズで開催された
オークションが終盤にかかった時
最後に出てきた商品は
バンクシーの赤い風船に手を伸ばす
少女でした。

この作品は
140万ドルで落札され
これはその前にあったオークションでついた
値段と同じでした。
しかしその瞬間予想外の出来事が
競売人とバイヤーたちの目の前で起こるのです。

なんと枠の中にシュレッダーが隠されており
絵がそこを通過していったのです。

※その当時の映像です
【その瞬間】バンクシーの作品がシュレッダーで刻まれた

バンクシーはその時、インスタグラムで
競売にかけ声に合わせたのでしょう。

【Going Going Gone】と
コメントしていました。

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Going, going, gone…

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彼はまたピカソを引用し、
『いかなる想像活動も始めは破壊活動からだ』とも
語っています。

この動画を公開した事で
バンクシーがその場に居て
シュレッダーのスイッチを
入れたのだと誰もが確信しました。

このパフォーマンスは初めてオークションの中に制作
された作品だと芸術史に残る出来事となったのでした。

あなたがただ芸術を表現する事が好きで、お金稼ぎをしたい訳で
なくとも、それでも生きる為にお金は必要になります。

そして、バンクシーもまた、グラフィティーアーティストとしての自分の作品を
ギャラリーに出す事はもう出来ないだろうと思いました。

しかしその才能と名声が彼を助ける事になりました。

バンクシーの絵が露店で販売

2013年の事ですが、
彼はニューヨークに露店を出し、
作品を60ドルで売りました。

もちろんこれが
バンクシーのオリジナル作品だとは
気づきませんでしたので
バンクシーは買っていった人々にSNSでメッセージを投稿
したのでした。

絵を買う事が出来た人々が15万ドル相当の傑作を
所持する事が出来た幸運な人となりました。

実際の映像はこちらから

バンクシーの作品を
所有した有名人

クリスティーナ・アギレラ

アンジェリーナジョリー

などです。

バンクシーは2003年から2017年にかけて
ブリストルの拠点でPicture on Wallのディーラーと
活動していました。

彼が今、自身の作品をテストフォントロールという名付けた
ハンドリングサービスを通して
販売しています。

そして、そのお金が新しいプロジェクトに使われるそうなのです。

しかし、ほとんどの場合2004年にバンクシーは
10ポンドを模した偽札をデザインしました。

その偽札は本物と良く似ていましたが
いくつかユニークな特徴があったのです。

札には女王の代わりにダイアナ妃が
パンクオブイングランドの代わりに、
バンクシーオブイングランドと描かれていたのです。

そして、これらはネットで入札が行われ250ドルから
競売が行われたのです。
バンクシーは2005年に
数年に渡りアートブックとしてベストセラーになった超人気作品集
Wall ans pieceを発行しました

彼はまたドキュメンタリー映画
Exit Through the Gift Shopの映画監督であり、
2011年にはアカデミー賞にノミネートされ
500万ドル以上の興行収入を得ています。
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バンクシーは賞という物に固執していませんでしたが、
例外として、オスカーに出る意思をみせました。

しかし、自身の謎を明かす事は出来無いとし、
結局出席はしませんでした。

のちにこのエピソードをモチーフにした
オスカーを抱えて、ふくれっつらをした女の子の
作品を作ったのです。

どんなに有名なアーティストでも世間の評価という物が賛否両論に
分かれる物で、バンクシーも例外ではありません。

しかし、1つ確かな事が彼のアートは決して
富や名声に惑わされず
人々に真実と信念に向き合う事
それをクリエイティブに表現することの大切さを表現する事の大切さを
教えてくれるものなのです。

あなたはバンクシーをどう思いますか??

天才的な芸術家?それともただの無法者?

バンクシーグッズ一覧

DVD

ABOUTこの記事をかいた人

2009年体育大学を卒業し体育教員となる。 2013年動画サイトで『スプレーアート』と出会い、人生が爆発。独学でその技術を取得した。2014年東京都公認パフォーマー『ヘブンアーティストライセンス』を取得。2015年日本人初、ニューヨーク単独パフォーマンスに成功。同年6年間勤めた体育教員を辞め、プロスプレーアーティスト、SPRAYMAN(スプレーマン)となり、日本を中心に世界100カ所以上でパフォーマンスを達成。2017年、相模原市で開催されたライブペイント大会にて『グランプリ受賞』『オーストラリア シドニーパフォーマンスライセンス取得』『アートムーブコンクール入選』など数多くの実績を積む。SPRAYMANとは名実共に日本トップクラスのスプレーアーティストである。